鬱恋が愛に変わるまで6
TEL
「明日はちゃんと自分のことを守って
会社にいくんだぞ」
会社をやめるかどうかの、話し合いの前日だった。
会社は、戻ってきてほしいと言ってくれていた。
ありがたかった。私ももどりたかった。
でも身体は全くついていかなかった。
「うん。わかった。」
「今メールしたんだけど、こんな風にしていくね。」
「はははっ。まあ、気負わずな。」
彼は、私が会社には、私がとても戻れる状態でないことを
知っていた。
私は、頭ではわかっていたが、心に入っていなかった。
自分を守ることをおそわった。
私には、それがなかった。
by kokoemoon
ラベル: 休職時代のぽっくる・繭子・綿子・麻子の絵
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